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重要文化財 文永寺 五輪塔の修復・補修

長野県飯田市南原にある 文永寺((ぶんえいじ)(真言宗))には重要文化財の「石室・五輪塔」があります。
弘安6年1283年に「神敦幸(しんあつゆき)」氏により建立され、石工は「菅原行長(すがわらゆきなが)」氏により彫刻されたものです。

岩手県にある日本最古の五輪塔(仁安4年1169年)から続く4番目の古さのこの文永寺五輪塔は、日本地図にも必ず明記されるほどの貴重な文化財です。
昭和61年8月より市教育委員会の下、株式会社石の晃和(初代田中一男社長)の施工により「石室及び五輪塔修復保存工事」が施されました。


五輪塔

先日住職様からお聞きしたお話しによると、修復・補修には相当な技術を要し、数々の講習を経て着工し、1寸吊っては埃や塵、石質を採取し、通常建立では約2日程度で建て上げ出来る工事が、実に完成までに4ヶ月間の工期だったとのことです。
貴重な歴史を身近で感じる事が出来ますので是非一度足を運んでみてください。



五輪塔の歴史

五輪塔とは「空輪(くうりん)」「風輪(ふうりん)」「火輪(かりん)」「水輪(すいりん)」「地輪(ちりん)」(宇宙生命の五大要素識大)で構成されていま
す。
真言の「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」思想と、浄土教の「極楽往生(ごくらくおうじょう)」思想を一つに融合し、「死後は成仏し往生できる」という意味を明確に理論付けした最初の姿形です。
また両界の大日(だいにち)と曼荼羅(まんだら)を現していて、内部は「金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)」を示し、外見は「胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)」を表しています。

考案者である覚鑁上人(かくばんしょうにん)の下「五輪塔を建立すれば誰でも成仏できる」という事を唱え、高野聖(こうやひじり)達により日本全国に広められた、現代まで続くお墓の原点ともなる形です。

現在よく目にする3段型の角柱式のお墓は江戸後期より一般に建立されるようになり、歴史は五輪塔に比べればまだまだ浅いのです。
本体を五輪塔で建立されたり、回忌法要の終ったご先祖様の供養塔にも最適です。(宗派により刻む文字がかわります)
当社では五輪塔を(小〜大サイズ)常備展示しております。
墓所や意味に合わせ、建立ができますのでお気軽に係員までご相談下さい


五輪塔


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